乾燥によるパチッ!を防ぐ、うるおいヘアの作り方

乾燥によるパチッ!を防ぐ、うるおいヘアの作り方

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イヤ〜な髪の静電気、どうして起こる?

秋冬の乾燥シーズンになると、気になるのが髪の静電気。「なぜ髪に静電気が起こるの?」「どうやって防ぐべき?」という疑問を、毛髪診断士の余慶尚美さんに伺いました。

「地球上の全ての物質は電気を帯びており、+-が安定した状態が崩れると静電気が起きやすくなります。髪についても同じです」と余慶さん。「特に、毛髪は+に帯電(物体が電気を帯びること)しやすいため、空気中の-電荷が吸い込まれて、+と-が接触、摩擦などの運動を起こすことによって、髪に静電気が発生してしまうのです」

静電気は水分を通じて放電するという性質があります。秋冬の乾燥する時期は、「髪や体も乾燥して水分不足になっているので、服に溜まった静電気を水分中に放電することができず、-に帯電している物質との摩擦などによって、静電気が起こりやすくなる」のだそう。

また、身に着けている衣類の性質によっても静電気が起こりやすくなります。

<静電気が起こりやすい素材>
+であれ−であれ、素材そのものが帯電しやすくなると、乾燥した髪や肌との摩擦などで電荷のバランスが崩れ、静電気が起こりやすくなります。

・ウール … +に帯電しやすい
・ポリエステル、アクリル … −に帯電しやすい

ちなみに、綿や麻、シルク、紙などは帯電しにくい性質があり、乾燥シーズンでも静電気が起こりにくいと言えます。

ダメージヘアの方が、静電気を起こしやすい

ダメージヘアの方が、静電気を起こしやすい

余慶さんによると、「乾燥してパサついたダメージヘアは、健康でうるおいやツヤのある髪よりもさらに+に帯電しており、静電気が起こりやすい状態にある」とのこと。
つまり、髪の静電気を防ぐためには、髪のダメージを防ぐことが重要です。

一番注意すべき時期は紫外線ダメージを受けた後の秋冬シーズン。紫外線を浴びると、髪表面のキューティクルがはがれやすくなります。すると髪内部のタンパク質や水分が流出し、パサつき、広がり、うねりを悪化させる原因に。

また、毛先になるほど水分量が少なくなり、静電気が起こりやすくなります。そしてその静電気によって毛先がこすれたり、絡まったりして、切れ毛などさらなるダメージを招くのです。
他にも、静電気が引寄せた空気中のちりやほこりが頭皮に吸着すると、雑菌が繁殖し、頭皮の炎症やニオイ、かゆみなどのトラブルの原因に。健康な髪の成長を妨げる恐れもあります。

静電気を防ぐ日々のヘアケアの正解とは?

髪の静電気を防ぐためには、毛先までしっかりうるおいを保ち、ダメージレスな髪をキープすることが重要。もちろん、見た目の美しさにもつながるので、日々のヘアケアとしてぜひマスターしましょう。

<髪の洗い方>
髪の表面のキューティクルを傷めないように、髪をこすらず頭皮でしっかり泡立てて、毛髪を泡で優しく包み込むように洗いましょう。
また、シャンプーだけでなく、必ず毎日トリートメントをして、髪と頭皮の保湿を心がけて。

シャンプーを選ぶ際は、頭皮に優しい「弱酸性」「アミノ酸系」と表記しているアイテムや、箱などの成分表示に「PPT」「加水分解」というワードとともにコラーゲン、ヒアルロン酸、ケラチン、シルクなど髪内部からくるダメージヘアを根本的に補修するための成分(例:加水分解シルク、PPTシルクなど)が記載されているもののほか、帯電防止効果があるシリコン配合のヘアケア剤もおすすめです。

乾燥がひどい方は、椿オイル、アルガンオイル、ヒマワリ種子オイルなどを配合した、オイルシャンプーもGOOD。

<ブラッシング>
キューティクルの流れに沿って、頭頂部から毛先に向かってブラシでとかしましょう。その際、一気に頭頂から毛先までとくのでなく、スタートは毛先から徐々に何分割かしてとくのがポイント。髪が細くて絡まりやすいという方は、細かく分けてときましょう。

ブラシは、天然素材の木(メープル、オークなど)や獣毛(豚、猪)製のものが、ブラッシングの際の静電気を防ぎ髪にツヤを与えられるのでおすすめです。

特に、日本人女性は欧米に比べて、1日にするブラッシングの回数が少ないと言われています。ブラッシングは、頭皮にあるうるおい(脂)を毛髪にもまんべんなく行き渡らせる働きもあり、静電気予防にもなります。たとえば現状、朝、昼、夜の3回ブラッシングをしているとすれば、プラス3回(7時、10時、13時、15時、18時、21時など)といったふうに意識的に増やしてみましょう。

<お風呂上がりの髪のケア>
濡れた髪にドライヤーをあてる前には、洗い流さないトリートメントやヘアオイルで保湿を心がけ、熱ダメージから髪を守ることを習慣にしましょう。

ドライヤー … イオン機能付きのドライヤーを活用すると、+-のバランスを調えられます。


髪の静電気は小さな痛みや不快感だけでなく、水分不足で傷んだ髪のダメージをさらに加速させる原因。「秋冬は仕方がない」と諦めずに、自身のヘアケア習慣を見直し、乾燥シーズンでもうるおいとツヤのある健康的な美髪を目指しましょう。

監修/毛髪診断士&美巡家 余慶尚美さん
広告代理店、外資系企業にて勤務当時に自身が重い体調不調に悩んだことから、ココロとカラダの両面をケアする「巡り」に着目。
2007年よりリンパドレナージュサロン「Flow」を経て、美巡和漢サロンを白金高輪にて主宰。
現在は、毛髪診断士として「巡り」を起点に髪の毛の健康を提唱し、メディアに多数出演。自身がプロデュースするヘアケア商品を開発中。Instagram @yokenao

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